シンガポールではEZ-Linkという日本でいうSuicaの様なカードでMRT(地下鉄)やバスに乗るのが一般的です。
SimplyGoというサービスでは手持ちのクレジットカードやデビットカードを登録する事で、EZ-LINK無くても、登録したカードで運賃の支払いと乗車をする事ができます。
EZ-LINKと比較して色々な利点があるので紹介致します。
SimplyGoとは
シンガポールの陸上交通庁が4月に運用を開始したサービスで、非接触決済対応のクレジットカードを利用して、地下鉄やバスの支払いをする事でできます。
専用の交通系ICカード(EZ-LINK)を利用する必要がなく、ただ改札でクレジットカードをタッチするだけで乗車する事ができます。
Apple PayやGoogle Payもサポートしており、スマートフォンに登録されたカードでも利用する事ができます。
SimplyGoのメリット
EZ-LINKへの課金不要!
前述の通り、地下鉄とバスにクレジットカードの非接触型決済を利用して支払いをするので、カードにチャージする必要がありません。
利用した金額は自動的にクレジットカードから支払われます。
チャージがなくなるからバスに乗れない、駅でチャージしないといけないといったストレスから解放されます。またEZ-LINKを持つ必要がなくなるので、カードの枚数を減らすことができます。
クレジットカードの特典が得られる。
これも大きな利点です!
EZ-LINKはいわゆるプリペイドカードなので単純に利用する事では何の特典も得られません。もちろんクレジットカードを使ってEZ-LINKにチャージする事はできますが、EZ-LINKのチャージは多くのクレジットカードの特典の対象外となっており、キャッシュバックやマイルを得る事ができませんでした。
対して、SimplyGoでは非接触型決済対応のクレジットカードやデビットカードをそのまま利用するので、VISAやMASTERCARDの多くのクレジットカードで特典を得る事ができます。
例えば、DBS銀行のLive Freshカードは非接触型決済で5%のキャッシュバックを得る事ができます。DBSのAltitudeマイルカードならS$1の利用ごとに4マイル得る事ができます(2019年末まで。このページから事前登録必要)。
利用履歴が見れる
メリットかと言われると微妙なところですが、SimplyGoのポータルサイトまたはアプリから、利用履歴を見る事ができます。
SimplyGoの登録方法
登録方法はシンプルです。SimplyGoのオフィシャルサイトまたは携帯アプリから必要情報を入力するだけです。順を追って登録方法を解説いたします。
アカウント登録
始めにアカウント登録をします。メールアドレス、名前、携帯番号を入力し、アカウントを作成します。
パスワードの作成
アカウント登録で入力した携帯番号にOTP(One Time Password)が届きます。OTPと今後利用するパスワードを入力します。それでパスワードを設定は終わりです。
カードの登録
次に運賃の支払いをするカードの登録をします。Add Newcardを押して、VISAまたはMASTERCARDを選択し、Card Description(備考欄のイメージ。例「DBS Card」)を記入します。
するとカード情報の詳細を入力する画面になりますので、カード番号、カード記載の名前、CVV、有効期限を記入して登録は終了です。問題なく登録できていれば、登録したメールアドレスに登録確認のメールが来ます。
以上でSimplyGoの設定は終わりです。スムーズにいけば5分もかかりません。
実際にSimplyGoでバスに乗車してみた
SimplyGoの使い方は簡単。EZ-LINKと同じように、登録したクレジットカードを改札やバスのカードリーダにかざすだけです。
EZ-LINKの場合はカードリーダの画面に引落し額と残高が出ますが、SimplyGoの場合は「BANK CARD USAGE」と「HAVE A NICE DAY」のみです。
この表示だけですが、ちゃんとクレジットカードに引落しされています。
SimplyGoの使い方は以上です。結局、駅やバスのカードリーダにかざすカードが、EZ-LINKかクレジットカードかの違いだけであって、基本的な利用方法はEZ-LINKと全く同じです。
ですので、EZ-LINKと同様、安心してSimplyGoを使うことができます。
まとめ
以上、SimplyGoの紹介でした。SimplyGoは非常に便利なサービスですので是非活用ください。すでにクレジットカードやデビットカードをお持ちの方は登録を済ませるだけですぐに利用をする事ができます。
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