シンガポールでクレジットカードを作りたいけど、
- どのクレジットカードを選べば分からない
- クレジットカードって作る意味あるの?
と疑問に思っている人もいると思います。
筆者も駐在4年目にしてクレジットカードを作りました。クレジットカードのキャッシュバックだけで月S $250ほど稼いでいます。
なぜ今まで作らなかったのか後悔しています。それほどシンガポールのクレジットカードはメリットだらけなのです。
シンガポールでクレジットカードを作るメリット
そもそも、なぜシンガポールでクレジットカードを作らないといけないのでしょうか?
日本で作ったクレジットカードを使っているけど、それではダメなの?
ダメではありませんが、為替手数料がかかります。
日本発行のクレジットカードをシンガポールで使うと、為替手数料がかかるので実は凄く不利なレートで買い物をしています。通常為替手数料は2-3%なので、シンガポールのすべての買い物で2-3%上乗せ価格で買い物をしている事になります。
シンガポールの銀行発行のデビットカードを使っています。
是非クレジットカードを作りましょう。色々な特典があります。
デビットカードは引き落としするタイミングが違うだけで、機能としてはほとんどクレジットカードと変わりません。
便利な事は間違いないですが、デビットカードにはないメリットがクレジットカードにはあります。
そのメリットを次で紹介します。
銀行のボーナス金利がつく
シンガポールの銀行口座では、
- 給料の振込講座にする事
- クレジットカードを使用する事
上の2つをする事で通常より良い銀行金利を得る事が出来ます。 例えばDBS銀行であれば給料の振り込み口座にする事とクレジットカード利用で上限S$50,000まで2%近い金利を得る事が出来ます。
詳しくはこの記事をご覧ください。
筆者の場合だと年利1.9%、クレジットカードを使うだけで月S$70ぐらいが自動的に入ってきます。やらない手はないですね。
クレジットカードの特典がある
クレジットカードを利用する事で、特典を得ることが出来ます。
日本のクレジットカードでもマイルが溜まったりポイントが溜まったりしますよね。それと同じです。
特典はクレジットカードによって色々です。例えばDBSのLive Fresh CardならVISA PAYWAVEでの非接触決済やオンラインショッピングで5%ものキャッシュバックがもらえます。
日本のクレジットカードで5%のキャッシュバックって見た事ありますか?作らなきゃ損ですよ。
クレジットカードで割引される
町中でこんな看板を見たことはないでしょうか?実はこれクレジットカードのプロモーションです。
クレジットカードが提携しているレストランや施設で利用すると、割引を受ける事が出来ます。
結構色々なお店や施設でプロモーションしていますので、是非活用しましょう。
クレジットカードの種類
と、今までクレジットカードのメリットについて説明してきましたが、では具体的にどのカードを選べば良いのでしょうか?
その疑問に答える前に、まずはクレジットカードの種類について説明します。
シンガポールで発行されるクレジットカードは様々な種類がありますか、その特典から大きく3種類に分けることができます。
キャッシュバックカード
利用額に応じてキャッシュバックをもらえます。得られたキャッシュバックは翌月の引落し額から差し引かれます。
例えばCiti BankのCiti CashBackの場合、
条件 | 外国人:年収 S$42,000以上、シンガポーリアン・PR:年収 S$30,000以上 |
年会費 | S$193(初年度無料、Fee Waiver可) |
家族カード年会費 | S$96.3(初年度無料、Fee Waiver可) |
キャッシュバック | 8%:Dining(最大S$25/月まで) 8%:Grocery(最大S$25/月まで) 8%:Petrol(最大S$25/月まで) キャッシュバック上限は各カテゴリーS$25/月の合計S$75/月 最低利用額はS$888/月。 上記以外のカテゴリー、または最低利用額満たさない場合は0.25%のキャッシュバック。 |
外貨手数料 | 2.80% |
Dining(食事)、Grocery(スーパーマーケット)、Petrol(ガソリン)での利用で8%ものキャッシュバックを得る事が出来ます。しかし制約も厳しく。最低利用額があること、キャッシュバック額に条件があります。
キャッシュバックカードの特徴は、
メリット | デメリット |
・現金扱いのキャッシュバック ・還元率が高い | ・最低利用額がある ・制約が多く、 |
マイルカード
利用額に応じてポイントがたまり、そのポイントを航空会社のマイルや商品券に交換する事が出来ます。(ポイントを経由せずにマイルがたまるカードもあります。)
特徴は、外貨利用やホテルと航空券等、よく旅行(出張)をする人が貯めやすいようになっています。
標準的なマイルカードであるDBS Altitude Card 還元率は以下の通りです。
シンガポールドル | 外貨 | ホテル・航空券予約 |
1.2 マイル/S$ | 2.0 マイル/S$ | 3.0 マイル/S$ |
カードによって提携している航空会社のマイルプログラムが違いますので、貯めたポイントをどのマイルに交換できるかはカードによって違います。ただシンガポール発行のマイル系クレジッカードであれば、すべてシンガポール航空と提携しています。
ちなみにシンガポール航空のマイルの価値は以下の通りと言われています。
エコノミー | S$0.15/マイル |
ビジネス | S$0.24/マイル |
ファースト | S$0.49/マイル |
ビジネスやファーストに交換する場合は還元率高くなりますが、エコノミーの場合は還元率が低くなります。そもそも東南アジアでの旅行の場合、LCLで安いチケットがあるので、わざわざマイルを貯めて交換しなくても良いかも。。
マイルカードの特徴は
メリット | デメリット |
・制約が少ない | ・還元率が悪い(エコノミーの場合) |
マイルカードには利用額の制限がないのであまりカードを利用しない人でも気軽に持つ事が出来ますが、マイルを貯めるのは果てしない道のりにかるかもしれません。
リワードカード
利用額に応じてポイントがたまり、そのポイントは商品券やマイルに変換する事が出来ます。
ポイントを貯めて商品券や割引券、マイルに交換する点はマイルカードと似ていますが、マイルカードが旅行や出張でポイントを貯めやすくなっているのに対して、リワードカードはショッピングでポイントを貯めやすくなっています。
利用額制限は無いので自分のペースでマイルを貯める事が出来ます。マイルカード同様、還元率はあまり良くないです。
メリット | デメリット |
・制約が少ない | ・還元率が悪い |
クレジットカードの選び方
クレジットカードの種類について説明してきましたが、本当に様々なクレジットカードがあるのでどれを選べば良いか迷ってしまう人も多いと思います。
そこでクレジットカードを選ぶときのポイントを列挙します。
自分のライフスタイル(出費傾向)を知ろう
クレジットカードはそれぞれ特徴があります。食事の利用でお得なカードもあれば、買い物に適しているカードもあり、ライフスタイルに合わせたカードを選ぶと良いでしょう。
例えば、お酒が好きで飲みに行く機会が多い人は、食事で特典が得られるカードを選ぶべきですし、ショピングが多い人は、ショピングに強いカードを選ぶのが良いでしょう。
カードはたくさん作っても良い
何もカードは一枚しか作ってはダメと言うことはありません。
シンガポール人の平均カード所有枚数は6枚と言われますが、シンガポール人も複数カード作って使い分けているのです。
何枚でも作って、気に入ったカードを使えば良いんです。気に入らないカードは解約すればいいんです。筆者もシンガポールでクレジットカードを10枚以上作りましたが、普段使っているのは5-6枚です。
ただし一度に何枚もカードを作ると審査に落ちる可能性もあるので、1ヶ月に1枚ぐらいが目安でしょう。
まずは1枚、メインバンクが発行しているカードを作ろう。
ここまでシンガポールのクレジットカードについて説明してきました。まだ良く分か習い人も多いと思いますが、まずは普段使っているメインバンクが発行しているカードを作ってみましょう。
何枚作っても良いので適当に初めの一枚を作ってみて、分かってきた時点でまた違うカードを作ればいいのです。
ボーナス金利を得るためにはクレジットカードが必要ですので、メインバンクのカードは必須です。
まずは一枚、メインバンクのカードを作ってみましょう。
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