前回の記事ではシンガポールの貯蓄型保険について紹介させて頂きました。
今回の記事では実際、私が購入した貯蓄型保険の内容と反省点について紹介させて頂きます。
購入したシンガポールの貯蓄型保険
まず私が購入したのは養老タイプの貯蓄型保険になります。
皆さんも聞いたことがあるであろうAVIVAという保険会社のMy Wealth Planという20年の養老保険となります。
大まかな内容はこんな感じです。
- 掛け金の払い込みは5年間の分割払い
- 満期は20年後
- 保証年利は2.2%。運用結果次第であるが、実績は約年利4%。
掛け金は5年に分割しての支払いとしています。実際、分割の払い込みがめんどくさかったので一括でも良かったのですが、一括は受け付けておらず、最短でも5年の分割となりました。
おそらくどの保険でも一括の払い込みは受け付けておらず、最短で5年となります。
AVIVAはシンガポール軍も加入している保険の様で、信頼性は抜群だよとファイナンシャルプランナーのお勧めでした。
仮に保険会社が倒産した場合は、シンガポール政府が元本を保証してくれます。また買収により他社に会社を買われた場合は、その会社が保険を引き継ぐ事になりますので、ご安心下さい。
シンガポールの貯蓄型保険購入時の反省点
反省点1… 日本人のファイナンシャルプランナー経由で購入すべきだった
私が貯蓄型保険を購入したのは、たまたまショッピングモール(リャンコート)でシンガポーリアンのファイナンシャルプランナーが商品説明会をしていたのがきっかけです。
彼女たちからリャンコートや自宅で何回か説明してもらい保険を購入しましたが、2つ目の保険を買う場合は、
日本人のファイナンシャルプランナーから購入するつもりです。
シンガポーリアンのパフォーマンスが悪いという訳ではありませんが、やはり日本人から日本語で説明してもらった方が、保険の内容をより理解できたと思います。
日本のファイナンシャルプランナーであれば、日本の法制度についても詳しいと思います。シンガポールの保険を受け取る際、日本に居住していれば、日本で税金がかかります。その点についても日本人のファイナンシャルプランナーであれば、アドバイスを頂けたのかと思います。
反省点2…満了時の保険の返戻金の受け取り方についてもう少し検討すべきだった
満了時の返戻金には税金が発生します。仮に満了時に日本にいて、返戻金を受け取る場合、一時所得に含まれるため、受け取った際には所得税と住民税が課税されます。
一時所得扱いとなる金額は、保険金から払込保険料総額と特別控除(50万円)を差し引いた金額となり、課税対象となるのはさらにその1/2の金額です。
所得税と住民税それぞれに対して、一時所得金額の1/2が課税対象となります。
日本の税金に関する知識がないと不必要に税金を払ったりする可能性もあるので、出口戦略も含めて良く検討すべきだったかと思います。
反省点をふまえて
これから保険の購入を検討される方は、日本人のファイナンシャルプランナーとじっくり保険の受け取り方について相談されるのが良いかと思います。
Sony Life Financial Advisersという、おすすめの日系保険代理店を紹介しておきます。
日本語で親身になって相談頂けるので、是非こちらのホームページからお問い合わせ下さい。
またこれらの反省点から、私名義で加入した養老保険は妻に譲渡する事にしました。理由は2点あります。
- 死亡時のリスクヘッジ
- 税金対策
理由1…死亡時のリスクヘッジ
仮に妻が死んでも私の収入で子供と自身の生活を賄っていけますが、私が死んだ場合、妻の収入だけでは生活が厳しくなります。
貯蓄保険は死亡保険とは異なり、死亡時のリターンはほとんどなく、実質払い込んだ掛け金が返ってくるだけです。言い換えると、死ぬと損なわけです。満了しきちんと返戻金を受け取った方がはるかにリターンは大きい。
その為、名義を妻に変更しました。( 因みにシンガポールの保険は他社に譲渡する事が可能です。)
理由2…税金対策
満了時に日本に在住していた場合、保険の返戻金は課税対象となるのは上で説明した通りです。保険の 一時所得金は累進課税となるので、収入が多い方が税金の額が大きくなります。
20年後の事は分かりませんが、私の方が妻より収入が多い可能性が高い、というのが理由の2点目です。
まとめ
保険購入に関しては色々と反省点がありましたので、皆さんの参考になればと思います
英語での正直めんどくさい事も多かったし、勉強不足からくる失敗もありましたが、保険購入についてはまったく後悔していません。
おそらくある程度、勢いに任せて保険を買わなければ、一生加入する事はなかったでしょう。
保険加入を検討する中で、シンガポールの貯蓄型保険がどれだけ素晴らしいものか、自分の金融知識の無さに愕然としたりと、いろいろと学びがありました。
この保険加入をきっかけに、私自身が他の保険や株、銀行金利やクレジット等に興味を持って、このブログを書くに至りました。
ですので皆さんも、貯蓄型保険って良く分からないし、めんどくさいなと思わずに、じっくり調べて加入を検討して頂ければと思います。
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