以前にシンガポールの電力自由化【Open Electricity Market】で電気代を安くする方法という記事を書きました。
シンガポール全土で電力自由化が解禁され、SPグループ以外の電力小売り業者に切り替えることができ、電気代を安くする事ができますという内容です。
今回はその続きで、実際に私がKeppel Electric社と契約をした事を記事にしました。
電力業者を切り替えるまでの葛藤
電力自由化によって電気代が安くなりますという記事を書いたものの、自身がSPグループから電力小売り業者に切り替えることを正直少しためらっており、すぐに契約はしませんでした。
駐在員という立場上、いつ帰任になるか分からず、固定期間での契約にリスクを感じていたからです。
多くの小売り電気業者では固定期間での契約となっており、最低でも6カ月間の契約がほとんどです。
6カ月以内で帰任となった場合、途中解約となり、ペナルティを払う必要があります。
もちろんプランにもよりますが、そのペナルティが必要以上に大きく、途中解約の場合だと、切り替えによる恩恵よりも途中解約のペナルティの方が大きくなってしまう可能性もあります。
シンガポールの駐在員にとって最良の電気料金プランは?
そんな中、私が選んだKeppel Electric社のDOT3というプランは、非常に柔軟性が高いプランです。
- 電気料金は規定料金の22%オフ
- 契約期間は最低3カ月。
- 3カ月以降ならいつでも解約可。ただ解約の2カ月前に連絡が必要。
と契約期間の拘束が緩いのに、電気料金はしっかり22%オフとなります。
私の会社では、幸いにも異動の辞令は2カ月以上前に本人の耳に入り、またタイミング的にも3カ月以内の異動は限りなく低いため、途中解約のリスクを最小限にできると思い、このKeppel Electric社のDOT3に決めました。
帰任のリスクがある駐在員でも、このKeppel Electric社のDOT3なら可能性があるのではないかと思います。
シンガポールの電気小売り業者のプロモーション
たまたま近くのショッピングモールでプロモーションをしていたことも契約に至った理由の一つです。
期間限定の入会キャンペーンで次の特典がありました(現在ではこのキャンペーンは終了しています)。
- S$75のキャッシュバック
- 追加でS$15のキャッシュバック(UOBかOCBCのクレジット/デビットカードの支払い時のみ)
- 追加でNTUCのS$10のバウチャー
現在では上記のキャンペーンは終了していますが、また別のキャンペーンが始まっています。額は安くなってしまいましたが、S$60のキャッシュバックとなっています。申し込みはこちらから。
Keppel Electric社のDOT3プラン契約までの流れ
Keppel Electric社のDOT3プランの契約までの流れは次の通りです。
- ブースでプラン内容を聞く
- 記入フォームに名前、FIN、メールアドレス、携帯番号、住所などの必要事項を記入する
- 携帯にOTP(One Time Password)が届き、それを契約書に記入する。
- 記入内容を確認し、契約書にサインする。
以上です。多分全部で5分かかっていないです。本当に拍子抜けするほどアッサリと終わりました。
その後、登録したメールアドレスに3通のメールが届きます。
- 契約内容確認のメール
- SPグループからの承認を得ましたという内容のメール(契約から3日後ぐらい)
- 支払い方法に関するメール(契約から1週間後ぐらい)
最短で10日後ぐらいにはSPグループから契約した電力小売り業者への切り替えが完了し、Keppel Electric社から電力を購入する事ができます。
まとめ
実際にSPグループからKeppel Electric社に切り替えをしましたが、本当にあっさりと手続きは終わりました。
まだ切り替えが完了しておらず、変更点や支払い方法についてもまだ分からない部分もありますので、また時間がたったら新しい記事を書くか、この記事に追記したいと思います。
コメント
はじめまして。
電力会社の変更を検討している中でこちらのサイトを拝見しました。
非常にわかりやすく記載されていて、とても参考になりました。
おかげさまで、私も電力会社変更に踏み切ろうかと考えています。
私の予定任期が残り1年2か月ほどなのですが、帰任が早まることによる早期解約のリスクが一番心配しているところです。
各社の比較サイトを見てみると、6か月契約のプランがいくつかあるようで、こちらにしようかと考えているところです。
これらの契約が満了した場合、それ以降の契約形態はどうなるのでしょうか?
同じ契約が継続されるのか(その場合契約期間の縛りも発生するのか)、SPと同じような料金形態になるのか、その辺が調べてみてもよく理解できませんでした。
もしわかるようでしたら教えて頂きたく、よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
私も気になったので調べてみましたが、ハッキリと書いてあるサイトもなく良く分かりませんでした。
同僚のシンガポール人にも聞いてみましたが、把握してませんでした。
https://www.openelectricitymarket.sg/residential/making-the-switch/contract-expiry-and-renewal
電力自由化の公式サイトに関連する事は書いていますが、ズバリは書いていません。
1.全く同じ契約が継続される。契約は満了しているので、いつでも解約できる。
2.基本同じ契約が継続されるが、最新の料金に修正される。契約は満了しているので、いつでも解約できる。
3.新しい契約を結ぶことになる。契約内容に応じた契約期間の縛りが発生する。
上記の3つの可能性があります。
電話代やブロードバンドなどは、1.の方式で契約更新されます。
ただ電気代はクォーター毎に上下するので、プランを契約したタイミングによっては、SPの基本料金より高い契約内容が
そのまま継続となるという可能性もあり、その場合は、上記公式サイトの条項にも反するので、1.ではなさそうです。
3.の全く新規の契約になるとも考えにくいので、2.が一番可能性が高いかなと想像はしていますが、
契約前にリテーラーに確認いただいた方が無難だと思います。
コメント返信ありがとうございます。
やはり契約満了後はよく分からないのですね。
リテーラーに確認の上、契約してみようと思います。
ありがとうございました。